コンビニやスーパーで簡単に手に入り、ダイエット・健康飲料としても大人気なグリーンスムージー。新鮮な生野菜・果物を材料にして手作業で作れば、効果おいしさも倍増します(^^
ところで、このグリーンスムージー。ミキサーでかき混ぜて作るイメージがあると思いますが、最近売れているのがスロージューサーと呼ばれる、野菜・果物のエキスをすりつぶして抽出する装置です。
スロージューサーを使って作ったスムージーは栄養が濃縮されていておいしいよ!
こうした宣伝文句も流れていて、
スムージーを手作りしてみたいけど、ミキサーとジューサーのどっちを買えばいいの?
と迷っている人もいるのではないでしょうか?
ここではミキサーとジューサーの特性、用途、メリットの違いについて紹介します。
目次
ミキサー(ブレンダー)の特性と用途 おすすめのミキサーは?
こちらの記事ではスムージーとは何か?ということについて触れました。
⇒ グリーンスムージーとは?定義と野菜ジュースとの違いについて
この記事で
スムージーとは葉野菜とフルーツと水をミキサーで混ぜ合わせた飲み物
という定義について解説しました。
- ミキサーで野菜・果物を切り刻んで作ったのがグリーンスムージー
- ジューサーで野菜・果物ををすりつぶして作ったのが野菜ジュース
であり、ジューサーで作ったものは厳密にはスムージーではありません。
なので、ミキサーの役割は野菜や果物を丸ごと刃物で切り刻んでスムージーを作る機械ということになります。
ミキサーの底には高速回転する刃物がついていて、これが材料を小さく・液状に切り刻みます。
ミキサーは材料を丸ごと液状にするので、水溶性・不溶性の両方の食物繊維がしっかり含まれるスムージーが出来上がります。
固形状の食物繊維がたっぷり含まれるため、見た目、のどごしは『ドロッと』した感じです。この重いドロッとした感じが苦手な方も多いみたいです。
参考:食物繊維と腸内フローラ(腸内環境)の関係 改善する3つのメリット
ミキサーは構造が単純なので、洗浄やメンテナンスも簡単で価格も比較的安いというメリットもあります。
ブレンダーとバイタミックスについて
ミキサーについて調べていると、ブレンダーやバイタミックスという言葉が関連して出てきます。
ブレンダーというのはミキサーの海外での呼び名、むしろこっちが正式名称のようです。香水やお茶をブレンドする人を指してブレンダーとも呼びます。
そしてバイタミックスですが、簡単に言うとミキサーの上位互換機種です。
- 回転数
- パワー
- 連続使用時間
- 一度に作れるスムージーの量
などが上なのがバイタミックスです。
例えば、
- ミキサーの回転数が20000回転/分にたいしてバイタミックスが37000回転/分
- ミキサーの出力が200wに対してバイタミックスが900W
- 容量がミキサー1リットルに対してバイタミックスが2リットル
など
すべての機能が上回っています。バイタミックスの機種によってはプログラム機能や自動洗浄機能などもあります。まさに高機能のミキサーと言えます。
バイタミックスは高速回転することにより、肉や魚などの粘性の高い材料も切り刻むことができるのが特徴です。
おすすめのミキサー(ブレンダー)について
グリーンスムージーを作るのに、高性能のブレンダーは特に必要ありません。一般的にスムージーに使う葉野菜や果物は、ほとんど一般的なミキサーで切り刻むことができる
からです。
そしてミキサーは単純な構造で部品も少ないため、価格設定も安めです。スムージーを飲んでみたいという方には入門用としてオススメの装置です。
ミキサーで一番おすすめなのはアマゾンで購入できるこちらの商品です。
操作が簡単、洗うのも簡単、価格も3,000円以下と、とにかく入門用に最適だと思います。
重量が2キロなのもいいですね。
高性能で売れ筋のミキサーだと、パナソニックやブラウンなど電気カミソリで有名なメーカーの商品もありますが、価格は多少高めです。国内メーカーのしっかりした商品を長く使いたい場合はそちらを選ぶのもありでしょう。
これから説明しますが、わたしはミキサーよりもどちらかというとスロージューサーを使っているので、ミキサーの質にはこだわりません。たまに使う程度なので、こちらのミキサーを使っています。
といっても、スムージーを作るのには性能も十分だし、壊れやすいということも全くありません。ミキサーにお金をかけるならば、これから説明するスロージューサーの購入も検討してみてください(^^
ジューサーの特性と用途
栄養価の高いスムージーを作るならスロージューサーがおすすめ!
という宣伝文句と共に、売れ筋なのがスロージューサーです。
ジューサーは野菜・果物などの材料をすりつぶすことによって、果汁と栄養分を抽出します。
定義上、ジューサーによって作られるのは野菜ジュースでスムージーではないことも解説しました。
でも、市販で売られている果肉たっぷりのスムージーは、手作りのスムージーよりもジューサーで作ったジュースに近い飲み物です。
ジューサーは材料をすりつぶす、おろし器のイメージです。容器の底にはおろし金のようなぼこぼこがついていて、これが回転することにより果汁を抽出します。
そしてジュースの液体と、食物繊維、皮などの個体を分離するために、(個体をこしとる)フィルターを使います。
私が使っているヒューロムのスロージューサーにはスムージーストレーナーという網目の大きなフィルターが付属しています。
これを使うとバナナなどの大きな果肉もジュース側に残すことができます。
名称通りスムージーストレーナーを使って作ったジュースは、市販のスムージーと味・見た目は何ら変わりません。むしろ栄養価の高さから、ミキサーで作ったスムージーよりもわたしはこちらを積極的に飲んでいます。
のどごしはミキサーで作ったスムージーよりもさらさらした感じです。これは固形状の不溶性食物繊維がフィルターにこしとられて、ジュース側には入ってこないからです。
スロージューサーを使うメリットとおすすめのスロージューサーは?
ということで、ジューサーで作った野菜ジュースはミキサーで作ったスムージーよりも、見た目と「のどごし」がさらさらです。
そしてすごく美味しいです!
わたし個人や多くの口コミを総合しても、ジューサーで作った野菜ジュースの方が美味しいという意見がとても多いです。
食物繊維たっぷり!
というのを売りに販売されているスムージーが多いですが、実際にミキサーを使って作ったスムージーの食物繊維は結構ごつくてドロドロです。作り方によりますが、青臭さも強めになります。
健康にいいと思って作ってみたけど、毎日飲むのはきついかな・・・
というのが、はじめてミキサーでスムージーを作った時のわたしの印象です。
それに比べてジューサーで作ったジュースは、風味が全然違います。サラサラで野菜が嫌いな人でも比較的飲みやすい味だし、苦手でない人はとてもおいしいと感じると思います。
市販のスムージーも人工的な甘さをつけたり、食物繊維をうまく取り除いて、バランスよく作られています。これは、手作りのスムージーよりもジューサーで作った手作り野菜ジュースに近い風味です。
この『美味しさ』がわたしがジューサーを積極的に使う第一の理由です。
スロージューサーを使うメリットとは?
ジューサーといっても、オススメできるのはスロージューサーです。
スロージューサーは低速回転でパワフルに果汁・野菜のエキスを絞り出します。
この低速というのがとても重要です!
ミキサーのように高速回転してしまうと、回転による金属の摩擦熱によって野菜・果物の栄養素が破壊されます。
- ダイエット成分である酵素
- 健康・美容成分であるビタミン
これらの一部が破壊されてしまい、貴重な栄養成分がそのまま摂取できません。なので、普通の(高速)ジューサーを使うのであれば、むしろ価格も安く扱いやすいミキサーを使えばいいと思います。
ちなみに、スロージューサーで作られた野菜ジュースを特に『コールドプレスジュース』と言います。
市販でも『コールドプレスジュース』は売られていますが、市販品も含めて栄養をたっぷり摂取したいのであればこの『コールドプレスジュース』を積極的に飲むようにしましょう(^^
低速回転で熱が発生しないので、作った直後に、変に温まらないのもいいですね。夏の朝とか飲むと冷たくて美味しいですよ♪
1種類の果実限定ですが、ファミマなどで購入できる『シャイン&シャイン』シリーズはコールドプレスジュースです。コールドプレスジュースがどのような物か確かめることができます。
⇒ シャインアンドシャイン オレンジを実際に飲んだ感想と効果について
おすすめのスロージューサーは?
スロージューサーと言えばヒューロム
というぐらい、スロージューサーでオススメできる機種はヒューロムの機種です。
掃除機と言えばダイソン
というぐらい、性能・購入後の満足度が高いです。
他メーカーの一歩先を行く「低速搾汁方式」は特許を取得していて、ヒューロムのスロージューサーは他社の製品に比べて、材料から絞りだせるエキスの量・ジューサーのパワーが違います!
わたしは長年ヒューロムのH-AAという機種を使っています。
付属している『スムージーストレーナー』という網目の大きなフィルターを使うことにより、果肉や小さめの食物繊維豊富なスムージーのようなコールドプレスジュースを作ることが出来て、これがお気に入りです♪
最近は2018年度最新機種である『アドバンスド100』が発売されました。性能は変わらず、外見がスタイリッシュになり、「洗浄時間の大幅な短縮」が最大のメリットになっています。
発売したばかりで価格が高いですが、ヘビーユーザーの方はメンテ時間が短縮されるので、十分元は取れます。
ヒューロムのスロージューサーはアマゾンや楽天でも購入できますが、上で紹介した「ピカイチ野菜くん」から購入すると
- ジュースが楽しめる野菜セット
- 純正部品乾燥スタンド
- オリジナルレシピ本
などのさまざまな特典がつきます。
特に純正部品乾燥スタンドは洗ったあと感想させるのに、めちゃくちゃ便利です(^^
機種選定で迷った場合はヒューロムのホームページに行けばわかりやすいので、そちらも参考にしてください^^
ちなみに、ヒューロムのスロージューサーはミキサーと比べると価格がとても高いです。
なので、『これから手作りスムージー(野菜ジュース)を積極的に飲んでキレイ・健康になるぞ!』という強い決意がないと購入するのに抵抗があると思います。
購入前にはネット上の口コミを詳しく調べて納得してから決断してください。わたしの場合は、買ってよかったという気持ちしかありません。
スムージーが美味しいというよりは、朝にコールドプレスジュースを飲むと身体に栄養が染み渡るというか、そういう感覚が実感できるからです。
コールドプレスジュースはカフェなどでも700~800円くらいの高級ジュースとして売っています。まずは、あれを飲んでみてくださいww普通の野菜ジュースと全く違うことが体感できると思います。
『これを毎日飲み続ければ健康になれるわ・・・』
と思えるのがスロージューサーで作ったジュースに対する私にイメージです。
⇒ ヒューロムの大人気スロージューサー H-AAの詳細はこちら
ミキサーとジューサーの比較 結局どっちがおすすめか?
ここまで長々とミキサー(ブレンダー)とジューサーの性能・メリットについて説明してきました。そしてジューサーについて使用をお薦めできるのは、摩擦熱で栄養成分を破壊しないスロージューサーのみです。
ということで、ミキサーとスロージューサーの違いについてまとめておきます。
ミキサー | スロージューサー | |
---|---|---|
性能 | 材料を細かく切断 | 材料をすりつぶす |
作られるもの | スムージー | 野菜ジュース (コールドプレスジュース) |
特徴 | 食物繊維入り | 食物繊維は除外 |
栄養成分 | 摩擦熱により一部破壊 | 摩擦熱が発生しないので破壊されない |
食感 | ドロドロ | サラサラ |
風味(主観) | 青臭さがきついことがある | あまり気にならない |
味(主観) | くせがある | 美味しい |
価格 | 安い | 高い |
この記事全体を通じてお伝えしていますが、わたしがおすすめするのはスロージューサーの方です。
スムージーと比べて
- 価格がとても高い
- 食物繊維が除外される(水溶性食物繊維は残る)
というデメリットがありますが
- とても美味しくて、匂い・味含めて飲みやすい
- 酵素・ビタミンなどが熱で破壊されず効率的に摂取できる
という大きなアドバンテージがあります。
(不溶性)食物繊維は多く摂りすぎると逆にぜん動運動を妨げて便通が悪くなるというデメリットもあります。
そして
病気で身体が悪かったのにフレッシュジュースを飲むことにより改善した!
という人の多くが飲んでいるのが、スロージューサーで作ったコールドプレスジュースです。
価格が高いといっても、パソコンのように定期的に故障する品物でないし、自分の身体・健康への投資と考えるとむしろ安いくらいだと思います。(病気になればもっとお金がかかるわけですから・・・)
他にも
ミキサーの方が部品が少なくて洗うのが楽、ジューサーは面倒
という意見がありますが、両方使っている私の感想としては全然そんなこともありません。ヒューロムのスロージューサー洗うのは全然面倒ではありませんね。コーヒーメーカーや高級炊飯ジャーなどは面倒に感じてやめてしまいましたが(;^_^
とはいえ、毎朝忙しい時間にスムージーやコールドプレスジュースを作る余裕がない人も多いと思います。わたしも偉そうにうんちくを述べましたが、毎日手作りジュースは飲んでいません。
面倒な時には、コンビニスムージーや置き換えダイエットに活用できる粉末スムージーを使っています。
こちらも参考にしてください。
⇒ ヒューロム 歴代スロージューサーの比較 アドバンスド100とH-AAの違いは?
⇒ 置き換えダイエットにスムージーを使う3つのメリットと効果的な方法
⇒ コンビニなどの市販のスムージーと通販のスムージーの違いは?比較する3つのポイント
⇒ おすすめの粉末スムージーランキング 置き換えダイエットに活用しよう
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